株式会社フジみらい
人事企画課 採用担当 桟敷(サジキ)/村部
〒770-0873 徳島市東沖洲一丁目6番地1
recruit@fujimirai.co.jp
TEL 088-664-7077
今月号は、工事監督支援業務に従事する山子 泰文さんと原地 将史さんにご登場いただきました。
徳島では四国山地を悠々と横断する吉野川が、私たちの生活に恩恵をもたらせています。そんな吉野川流域では、国が発注する様々な河川事業が進んでいます。今回はその河川工事を担当するおふたりに、仕事でやりがいを感じる瞬間や、発注者支援業務の魅力をお聞きしました。
タウトク)おふたりが担当しているお仕事を教えてください。
山子 泰文(写真右/監督・積算技術部 技術5課[監督]、48歳)
平成30年入社、前職は建設会社で現場監督に従事
私たちはふたりとも国土交通省 徳島河川国道事務所 吉野川上板出張所で「工事監督支援業務」に従事しています。「工事監督支援業務」とは工事を円滑に進めるために、発注者である国土交通省の職員の方と工事を受注する建設会社の方の間に立ち、工事の施工管理や技術的サポートをする仕事です。
現在、令和2-3年度 榎瀬川水門新設外工事を担当しています。これは、徳島市川内町にある老朽化した榎瀬川樋門を新築する「榎瀬川樋門改築事業」の一部です。新しい樋門は既に完成していますが、その周辺工事を含めて何年にも亘った大規模工事となっています。
榎瀬川樋門は南海トラフ巨大地震等で津波が発生したときに、浸水被害を防止するための機能を有し、地域の方々を津波被害から守るという重要な役割が期待されています。
原地 将史(写真左/監督・積算技術部 技術5課[監督]、51歳)
平成29年入社 、前職はインフラの設計業務に従事
私は令和2-3年度 吉野川左岸下流河床掘削外工事を担当しています。この工事には、不動地区の堤防の整備や、穴吹橋下流の樋門の整備など、多岐に亘る工事内容が含まれています。
大雨が降ったときに樋門を閉めると川の水位が上がるので、内水の反乱を避けるためにポンプで水を吉野川本線に吐き出す必要があります。そのポンプ車を配置する設置場所を整備しています。
タウトク)工事の施工管理や技術的サポートをされているということですが、具体的な日々の業務を教えてください。
山子:工事を進める上で必要な現場の立会や検査、工事受注者が国土交通省に提出する書類のチェックなどをしています。国土交通省の職員の方と工事受注者の方との間で潤滑油としての役割を担っています。
原地:その他にも、当初予算から変更がある場合は概算の金額を出して国土交通省に報告したり、図面変更が発生した際には、設計図を描いたりすることもあります。
タウトク)工事監督支援業務に携わる上で大切にしていることは何ですか?
原地:上板出張所で工事監督支援業務に携わるフジみらいの社員同士で、しっかり情報共有するのはもちろんですが、国土交通省の職員の方、そして工事受注業者の方との情報共有を何より大切にしています。相手の考えを知ることが、この仕事をスムーズに進める上で何よりも大切なことです。
私は工事監督支援業務としての経験がまだ2年弱なので、自身のミスを減らすためにも情報共有とコミュニケーションを心がけています。
山子:一つのことに対して、多方面から考えることを意識しています。私は前職で建設会社の現場監督をしていました。工事を受注する側です。今は立場が代わり、発注者側のサポートをしています。だからこそ、「過去の経験に偏らないものの見方」を大事にしています。また、依頼された仕事を素早く確実に遂行することも大切だと考えています。
原地:私は経験が浅い分、スピードがまだまだです。山子さんの仕事ぶりをみながら勉強させてもらっています。間違いがないように丁寧に確認しながら、スピードも出せるように取り組んでいます。
タウトク)やりがいを感じるのはどんな時ですか?
原地:令和3年7月に完成した勝命地区築堤事業(阿波市)の堤防工事を山子さんとともに担当しました。吉野川にはまだ無堤地区がいくつかあり洪水防御を図るために築堤事業が進んでいるところですが、この堤防のように、完成したものが地域の方の安全や安心を守ることにやりがいを感じています。
実は、私徳島がすごく好きなんです。徳島の一番の魅力は自然であり、それを守る仕事に携わっていて、取り組んだ仕事が目に見えるカタチで残る。本当に達成感があります。 それから、7歳の娘のために仕事を頑張るのも私のやりがいです!
山子:私は昔から工事監督という仕事がやりたくて、それが今出来ています。だからこそ、この仕事をすること自体が、やりがいです。
タウトク)山子さんは建設会社で現場監督をされていたということですが、フジみらいに転職したのはどうしてですか? また、発注者側に立って変わったことは何ですか?
山子:建設会社でずっと受注者側にいましたが、「発注者側の世界も見たい」と思って転職しました。発注者は、造るだけではなく維持・管理をしていく必要があります。造ったら終わり、じゃないんです。長いスパンで構造物を見るという視点が、大きく変わったところだと思います。
タウトク)では、今の仕事の魅力は何ですか?
山子:私も原地さんと同じように、自分が生まれ育ったこの徳島が好きです。徳島の未来は、徳島に住んでいるみんなの未来です。その未来を、公共工事を通じて自分もプレイヤーとして創ることができる。それが一番の魅力だと思います。
原地:繰り返しになりますが、徳島の自然を守り、取り組んだ仕事が目に見えるカタチに残ることです。
タウトク)それでは、仕事の中で大変なこと、苦労していることは何ですか?
原地:工事の受注業者の方から提出される資料が「分かりやすい内容になっているかどうか」という視点でチェックしています。分かりづらい箇所があれば、伝わりやすい内容になるように業者の方に提案していますが、そのスピードがまだ遅いんですよね。その点において苦労しています。
山子:公共工事は税金で成り立っているからこそ、絶対に無駄な使い方は出来ません。だからこそ、国と受注業者の方の双方の考えを踏まえ、「この費用は本当に必要なものなのか」と、見極めることはいつも苦労する部分です。
タウトク)最後の質問です。おふたりから見た「フジみらい」はどんな会社ですか?
原地:私は前職ではインフラの設計業務に従事していました。土木経験ゼロで入社し、何事も挑戦の毎日でした。もちろん大変でしたが、仕事を進めていく中で自分がやりたいことが見つかると、フジみらいは挑戦させてくれる会社です。本人のやる気次第で、可能性は広がっている会社だと思います。
山子:建設会社で長年働いてきて、発注者側の仕事がしたくて建設コンサルタントを中心に転職活動をしてきましたが、フジみらいは学歴関係なく採用してくれました。本当に感謝しています。
今、フジみらいには他業種で働いていた人や新卒の若手(文理不問)が数多く入社しています。「やる気さえあれば、学歴も資格も問わず採用する」、そこに会社としての魅力を感じています。
タウトク)どうもありがとうございました! 公共工事に対する思い、やりがいなど、とても深いお話を聞くことが出来ました。これから工事も繁忙期に入っていくと思いますが、頑張ってください!
株式会社フジみらい
人事企画課 採用担当 桟敷(サジキ)/村部
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