令和5年8月10日、高松市のホテルマリンパレスさぬきにて、四国技術資料作成業務勉強会が執り行われました。
本勉強会の目的の一つ、「四国地方整備局管内の技術資料作成業務の品質向上」を目指し、第一部では出前講座として、香川大学名誉教授 宍戸 栄徳様にコンプライアンスについてご講演いただきました。
出前講座では、コンプライアンスや入札・談合に関して、ゲーム理論も踏まえながら個人合理性と集団合理性、また、土木・建設業界の特性のお話をいただき、状況を理解したうえで、「業界の常識は世間の常識なのか」についてしっかり考え、業界として常に風土を正し、厳正に対応していくようご指導いただきました。
次に第二部では、技術資料作成業務の持ち帰り等に関する中間報告会として、事前に集約した技術資料作成業務の持ち帰り、および業務全般の問題点・改善案を各社から発表し、意見交換を行いました。
意見交換会では、各社から忌憚のない様々な意見が出され議論を深めました。
各社は日頃は競い合う立場・ライバル関係にありますが、今回は業界団体として一つになって発注者様に今の状況をしっかりとお伝えしていきたいと考えております。
そしてこれからの業務が、これまで以上により良い環境でより質の高い資料作成を行う事によって発注者様からの期待に応え、円滑な事業推進に貢献して行けるよう、今後も継続的に勉強会を開催しながら取り組んで参ります。