工事金額を算出する「積算」は、公共工事の基盤となる仕事
公共工事を発注する際に発注者(官公庁)が事前に工事価格を算出するにあたって、業務を委託された私たち技術者が、現場条件を把握し、適切な材料・人件費・使用機械などの調査、及び資料の作成を行っています。発注者と工事内容等を打合せ、積算基準書のルールを基に工事価格を積み上げます。基準書の適用範囲外のときには、再度打合せを重ねて対策方法を検討しています。まったく同じ現場条件という工事は一つとしてありません。常に「より良い成果」を出すという向上心を持って臨んでいます。
大きな責任の分だけやり遂げた達成感は格別
業務では工事の施工場所を調査し、図面と数量計算書の整合性が取れているか細かいところまで精査を行い、設計書に適切な材料・人件費・使用機械などを積み上げていきます。仕事は何でもそうですが、ベテランであっても経験が浅くてもお客様から見れば同じ「成果」に変わりはありません。だからこそ、プロ意識と探求心が求められると思います。私たちには国民の大切な税金を扱っているという大きな責任があるので、一つひとつを慎重に丁寧に進めます。細かい部分に配慮しながら発注者の期待通りの成果が出せたときや、お客様から「ありがとう」という感謝の言葉をいただいたときの達成感は格別です。自分が担当した工事積算の現場が、完成後は後世に残る重要構造物となるところにも大きなやりがいを感じています。
オンとオフのメリハリがある職場です
業務内容を説明すると「常に緊張感がある職場ですか?」と聞かれることもあります。どんな仕事も真剣にしていれば緊張感や厳しい面があるのは当たり前ですが、仕事に対して積算チームはみんなストイックだと思います。ただ、一旦仕事を離れると、みんな話しやすい! オンとオフがきっちりしています。フジみらいには、様々な職種を経験した方がたくさんいて、土木以外の自分が知らない知識などもよく教えてくれるのでとても勉強になります。親切・丁寧な先輩が多く、質問しやすい環境です。