今回ご協力いただいたのは、2020年5月にフジみらいに入社した上浦飛人さん。前職での現場監督の経験を活かし、現在はフジみらいで「発注者支援業務」の工事監督支援業務で公共工事に携わっています。

タウトク）今のお仕事内容を教えてください。

上浦 飛人（工事監督支援業務に従事／29歳・阿南市出身）
私は、国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 旧吉野川出張所で、工事監督支援業務に従事しています。工事監督支援業務は工事を円滑に進めるために、発注者である国土交通省の職員の方と、工事を受注する建設会社との間に立ち、工事の管理をする仕事です。
施工状況の進捗や材料確認のための現場立会などで現場に出向いたり、工事に必要となる資料作成などのデスクワークをしたりと、日々充実した日々を過ごしています。
現在、地震・津波対策事業として河川の耐震工事や築堤工事などが行われています。私が担当しているのは耐震工事です。前職で現場監督をしていたときは工事を請け負う立場だったので、私自身は”もの（構造物）”を造るという視点だけで工事を見ていたように思います。今は公共事業を発注者側の視点で見る立場になったことで、「地域住民の安全・安心を守っている」という視点を強く意識するようになりました。この変化が一番大きかったように思います。

タウトク）仕事をする上で大切にしていることは何ですか？

「スピード感」です。依頼された仕事は、誰よりも早くレスポンスするように心掛けて取り組んでいます。早いスピードでお返しすることで「この人に依頼したら素早く動いてくれる」と、お客様や相手の方から信頼していただけますし、仮に間違いがあってもすぐに対処して前に進めることができます。
実はこれは前職の上司に叩き込まれたことで、スピード感を含め「どう仕事に向き合っていくべきか」「人としてどうあるべきか」を厳しくご指導いただきました。そのときの経験が今も活きています。
そして今、自分が教わったことを後輩に伝えるようにしています。後輩には「面倒な先輩」と思われているかもしれません（笑）。でも、最初に一番大切なことを誰かが教えてあげないと、彼らが仕事をしていく上で苦労してしまうと思うので、早い段階で身に付けてもらいたいです。

タウトク）発注者支援業務の魅力は何ですか？

発注者支援業務は発注者である国土交通省の職員の方と受注者の方を繋ぐ仕事であり、双方から頼りにされる存在です。質の高い、安全な構造物を造るための重要な役割を担っているのが魅力でもあり、大きな責任を感じるところでもあります。自分が担当する構造物が完成したときには大きな達成感がありますし、自分が携わった現場を車で走る度に誇らしい気持ちになります。

タウトク）ではここで、会社のことについて教えてください。フジみらいはどんな会社ですか？

会社としての体制が整っています。情報共有をはじめ、これからの計画や方針をきちんと持っている会社です。そして、すべての社員に会社の考えを届けようとする姿勢がすごい。月1回行われる全体会議では、会長や社長から会社の方針を話してくださったり、分科会で今後の取り組みをみんなで話し合ったりしています。全体会議があることで普段は離れて仕事をしている社員同士がコミュニケーションを図ることができるのも良いですね。

タウトク）上浦さんから見て、会長と社長はどんな方ですか？

会長はとても真っ直ぐでいつも全力な人。社長は社員に対して気配りをしてくれて、優しい空気感でみんなをまとめてくださる人です。会議等で本社に行くと、会長も社長もいつも気さくに話しかけてくれます。

タウトク）ちなみに、 プライベートでの過ごし方は？

前は仕事の付き合いもあってゴルフをする機会が多かったです。フジみらいでも時々ゴルフコンペを開催しているのですが、その時は会長や社長ともいっしょにコースをまわりました。
最近は友だちとキャンプにハマっています。元々父親がキャンプ好きで、道具は全部揃っています！ 以前は何が面白いのか理解できなかったのですが、焚火をしたり、お酒を飲んだり、テントで泊まったり…、自然の中でゆっくり過ごすことができて、キャンプの楽しみが分かる大人に成長しました（笑）。

タウトク）最後に、これからの目標を教えてください。

一番は技術力の向上です。技術に終わりはないので、ずっと向上心を持って学び続けていきます。
もう一つは、「人財を育てる立場」になることです。建設業界は慢性的な人手不足です。人財を大切に育てていく立場になり、自分と同じ目線で仕事を進められる人を一人でも多く作っていける人になりたいし、ならないといけないと思っています。

タウトク）ありがとうございました！ 上浦さんに続き、たくさんの技術者が育つのが楽しみですね。