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2019年6月号

令和元年5月1日、「事業継承」という大きな節目を迎えたフジみらい。
息子である雅章氏に社長の座を譲り、自身は会長に就任した江﨑 郁夫氏。専務取締役から代表取締役社長に就任した江﨑 雅章氏。
今回は事業継承にあたっておふたりにインタビューをしました。
まずは江﨑郁夫会長に会社への想い、社員への想い、新社長へ受け継ぎたい想いを教えていただきました。

タウトク ―会長のこれまでの歩みと、フジみらいという会社の使命を教えてください。

会長: 私は起業する前、橋の設計会社で勤めていました。「橋梁の特殊補修会社を作りたい」「新しいことに柔軟にチャレンジ出来る会社を作りたい」との思いを胸に、31 歳の頃独立しました。しかし、開業から10 年は業績が芳しく無く、社員に給料をスムーズに支払いかねる時期もありました。「これではダメだ。この10 年間、自分は何をしていたのか?チャンスは向こうからやってくると思っていた、がそんなものはこない」ということが身に沁みて分かり、腹を決めました。そして『5 つの計画』を立てました。利益を出し、税金を納め、株式会社にする、事務所を移転する、下請けを脱却する―。これが転機となりました。
計画を立てた翌年、昭和62 年度に100 万円以上の利益を出すことができ、社員に10 万円ずつ決算賞与を分配することができました。 また、ビルの一角に事務所を構えていたのですが、平成元年には徳島市八万町中津山に本社事務所を移転し、その年の2 月に株式会社化するなど、計画を次々と実現していきました。下請けからの脱却として取り組んだのが施工管理業務です。現在の発注者支援業務の前身とも言える仕事で、初めてのお客様は四国建設弘済会(現・一般社団法人 四国クリエイト協会、株式会社建設マネジメント四国)で、現在も大事なお客様として取り引きさせていただいております。その後、平成23 年9 月に「株式会社 フジみらい」に社名変更、さらに平成28 年2 月にマリンピア沖洲に現在の本社事務所を新築移転しました。
ちなみに、発注者支援業務とは道路や河川、発電所などの技術的な支援をする仕事で、現在ではフジみらいの中核事業です。「社会インフラの公益支援事業で、安全・安心で豊かな社会づくりのお手伝いをすること」を、私たちの使命だと捉え、全力で取り組んでいます。

タウトク ―仕事をする上で、また会社を経営していく上で大切にしてきたことは何ですか?

会長: :「正しいことをやる」ということです。どんな局面でも人として正しい行いを当たり前にやるということをモットーに仕事に取り組んできました。

タウトク― これまで支えてきてくれた社員への想いを聞かせてください。

会長: 私は結構ワガママでルーズなところがあります(笑)。ですが、そんな私を支え、いっしょに歩んできてくれた社員には“感謝” しかありません。

タウトク― 次の世代に託したいことは何ですか?

会長: 「創業の精神」と「経営理念」です。お客様からは「フジみらいにお願いして良かった」、社員からは「フジみらいに入って良かった」、地域社会からは「フジみらいという会社があって良かった」、そんな風に言ってもらえる会社をみんなで創り上げて欲しいです。
新社長にはそのリーダーとして、お客様・社員・地域社会に喜んでいただける共福感動企業を目指してほしいと思っています。
新社長は2 年ほど前にある研修を受けて自身の殻を叩き壊してくれました。それまでは周りの人の話を聞くことができず、“我が我が” が強かったのですが、大きく変わってくれましたね。人の話に耳を傾け、学ぶことの大切さを心の底から理解してくれたと感じました。これなら彼に会社を託すことができると思い、このたびの事業継承を決めました。

タウトク― 社長から会長になり、これから取り組みたいことはありますか?

会長: 新社長をはじめ、今の役員なら会社を安心して任せられますが、将来に向けた新事業の推進、この部分においては私もまだまだ頑張ります!また、これから力を入れたいのは「市町村のメンテナンス事業」です。
「老朽化している橋の保全をどうするのか? 自然災害時の復旧作業は?」など課題は山積です。これらの課題解決に向けて邁進していきたい。ゆくゆくはフジみらいが橋や道路、そして街全体を守る防衛隊になりたいと思っています。

タウトク― それでは最後に、新社長に向けてメッセージをお願いします。

会長: 良くも悪くも「自分はこういう人間だ」という個性を固めないといけない。そうしなければ、役員や社員が社長との距離感を掴むこともできない。いい社長でなくてもいい、みんなと輪を作りながら「自分はこんな人間だ!」と堂々とやっていってほしい。

令和元年5 月1 日、専務取締役から代表取締役社長に就任した江﨑 雅章氏。
これからどんなフジみらいを創っていくのか? 意気込みを聞きました。

タウトク― 江﨑 郁夫会長は、雅章氏の父でありフジみらいの社長でした。どんな思いでいっしょに仕事をしてきたのですか?

社長: 私は大学を卒業後、東京の大手コンサルタントで8 年間勤務し、平成19 年1 月にフジみらいに入社しました。大手コンサルでやってきた自負もあり、「自分が会社をもっと良くしてやる!」と意気込み、社長のやり方に反発ばかりしていました。「もっとこうした方がいいのでは?」とぶつかり続けてきました。「何で分かってくれないのか?」と悔しい思いをし、何をしてもうまくいかない。ずっと自分は虐げられていると思っていました。
でもあるとき、長年の不満が感謝に変わった瞬間がありました。会長も言っていましたが、2 年前の研修です。そこで、自分自身のことを振り返る機会がありました。「これまでの私は、自分ができていないことを棚に上げ、会長や社員など周りの人たちに不満をぶつけていただけ。相手の気持ちを全然汲めていなかった」。ようやくそのことに気づき、会長が今までどんな気持ちで苦言呵責をしてくれていたのかが分かりました。今では、感謝の気持ちでいっぱいです。
父は太陽みたいな人。明るくて、熱くて。誰に対しても壁を作らず、分け隔てなく接します。熱すぎてヤケドすることもありますが(笑)、とても大きな存在です。いっしょに仕事をし、多くのことを教えてもらいました。以前勤めていた会社は技術力が高く合理主義で、私も仕事ができる人が一番偉いと思っていました。でも、そうじゃなかった。どんな仕事も一人ではできないし、サポートしてくれる人がいてこそ。だからこそ、「社員全員を仲間として大切にする会社こそが本当にいい会社」なんです。父のおかげで気づくことができました。
ありがたいことに、フジみらいには魅力的な社員が集まってくれています。今はまだまだ自分には足りないことがあると自覚しているので、不器用でもみんなのために具体的に行動し、社員みんなで会社を盛り上げていきたいと思っています。

タウトク― それでは、社長就任にあたっての意気込みや目指している社長像を教えてください。

社長: 会社の代表になる訳ですから、その重責はもちろん感じています。でも、この会社には能力があり、尊敬できる社員がたくさんいます。「自分が」よりも、みんなの気持ちを束ねていける社長になりたいです。また、フジみらいは創業者である会長の分身であり、「父」の人生そのもの。だからこそ、若い私たちが一つになり、さらにいい会社になるのを会長に見てもらいたいと思っています。

タウトク― 徳島の中で、どんな貢献ができる会社にしていきたいと思っていますか?

社長: お客様からは、「フジみらいでなければ」とのありがたいお言葉をいただいています。もっともっと社員一人ひとりが成長し、チーム一丸で取り組み、これまで以上にお客様に貢献できる会社になれるよう力を尽くします。
また、当社は「地域に根差した会社を創る」、「地域に恩返しをしたい」という思いから、八万南小学校前の堤防に芝桜の植付えをしたり、マリンピア周辺の清掃活動をしたりと様々な地域貢献活動にも取り組んでいます。これからも、社会のお役に立てるよう、フジみらいで培ったことを地域社会にお返ししていきたいと考えています。

タウトク― これからのフジみらいで、変えずに守り続けたいこと、また変えるべきことは?

社長: 会長が大切に育て、託された社風・精神・理念は変えません。業務の進め方についても、ガラッと変えるつもりはありません。ただし、ここ数年で会社の規模が拡大し、社員数も増え続けています。これまでのやり方では通用しない部分が出てきたので、会社の基盤整備などはどんどん改善したいと考えています。
私の考えの軸となるのは、会長から託された「創業の精神」と「経営理念」です。そこに自分のカラーを加えつつ、みんなの声にも耳を傾け、社員を大切にし、社員全員で新しいフジみらいカラーを作っていきたい。そして、社員みんなが 一体となって、熱くてあったかい会社を創っていきたいです。

〒770-0873 徳島県徳島市東沖洲一丁目6番地1 TEL:088-664-7077